地方で英語の仕事をする夢を叶えてみたら、山梨が特別な場所になりました

こんにちは。Going・Going・Localの中神です。
今回は、記念すべきキャストインタビュー第一弾。
こちらの記事でも紹介をした糸落水のホームページの英語翻訳をしていただいた藤代さんにお話を伺いました。
インタビューは中神、辻の二人で実施しました。それでは、さっそくインタビューに入っていきたいと思います!

■今回お話を伺った方
藤代郁子さん 大学職員、翻訳家。
大学職員として働く傍らフリーランスで英語翻訳家として活動している。
今回、金長製紙様の海外版WEBページの英訳を担当。

ーーーはじめにお聞きしたいのですが、なぜGoing Going Local で複業を始められたんでしょうか?

藤代さん:Facebookで投稿が出てきたんです。
もともと地域にも副業にも関心があったので見てみたら、地域と副業に関するイベントの案内だったんですね。
たまたまスケジュールが空いていて、なおかつ参加費もお手頃だったので(笑)のぞいてみました。

今まで私は異業種交流会のような集まりに行ったことがなかったので、自分としてはとても珍しい行動をとりました。

それで、そのイベントでワーカー登録をして、辻さんから最初のお電話をいただいて。
その時の辻さんの電話がとても印象が良くて、一緒にお仕事をしたいと思いました。

辻さん:(笑いながら)ありがとうございます!

ーーーそこから実際のお仕事まではどのような流れだったのでしょうか?

藤代さん:ワーカー登録をした後、お仕事紹介のメールの3件目くらいに今回の「糸落水」ホームページとパンフレット翻訳の仕事が来たんですよ。

もともとわたしは、これまで日本の文化を紹介するような翻訳もいくつか手がけたことがあったんです。
「日本庭園」のホームページ、「日本酒」の本、それから「日本画」の美術館のパンフレットを作ったりなど。
なので、「和紙だったらいままでの経験が活かせる」と思い、「はいはい!」って手を上げたんです(笑)

今回のお仕事との出会いは、本当にタイミングが良くて。
Facebookで見たゴゴロの投稿だって、本業が忙しいときだったら目に止まらなかったと思うんですよ。

ーーーすごい偶然ですね!藤代さんがローカルに関心をもったきっかけはなんだったんですか?

藤代さん:わたしは東京出身で、地方に故郷がある人がうらやましいなと思っていて。

行き詰ったりしたら、みなさん冗談で「わたしもう(ふるさと)帰るわ!」と言うけれど、私は東京しか帰る場所がないので、地方に憧れがあったんです。

また旅行が好きなので国内あちこち行くんですけども、前々から翻訳のスキルが使えるんじゃないかと思っていたんです。というのも、地方に行ってご飯を食べると日本語メニューしかない。英訳があっても多分翻訳ソフトを使っていて、誤訳が多かったりして。

最近は五輪を控えてインバウンド対応が進んでいますが、海外の方への食事は様々な文化や宗教や習慣の違いを考えて、ベジタリアンやビーガンやハラル、さらにアレルギーなど伝える必要があります。

だから自分でメニュー翻訳の会社を立ち上げようかと思ったこともあるんですよ。でも地域とのネットワークがないので、ハードルが高かったんです。

ゴゴロさんみたいなエージェント的役割の人が入ってくれるとやりたいことが実現できる。そういうプラットフォームみたいな存在があるのは良いですね。

ーーー今回実際にゴゴロで仕事をしてみていかがでしたか。

藤代さん:まず、条件の提示がすごく明確だったんですよ。

フリーランスの翻訳をやっていると、「納期が短い」、「支払い時期や金額が明確でない」といったことが時にありますが、今回はすべてが明確で、お互い合意の上で進められたので良かったです。
特に一番最初の料金設定がとても誠実でわかりやすい形でした。

あと納期の余裕がありましたね。
契約書もしっかりされていて。
いままで契約書を交わすときは、郵便で送ってハンコを押してまた同封の封筒に切手が貼ってあって…とアナログだったんですが、今回はデジタル。
「おお、さすが若い人は違うな」と思いました(笑)。

ーーーストレスフリーにお仕事いただけたんですね。

藤代さん:そうですね。やっぱり「副業」だから、手続きに時間をかけたくない。
今回は全部ネットでできたので、ストレスフリーでした。

辻さん:そうですね。地域の案件の特徴として、皆さん「急いでやる」というところよりかは「ゆっくりでも確実にやりたい」というところを大事にしているものが多いです。

藤代さん:翻訳の仕事をせっかくいただいても、納期が無理で断ることもあるんですよ。
だからこんなにゆったりしたのは珍しいです。

辻さん:1か月くらいありましたもんね。

藤代さん:分量も多すぎなかったので、楽しむ余裕がありました。

インタビューに答えてくださる藤代さん

ーーーやってみてよかったことは?

藤代さん:翻訳しながら「糸落水」は面白そうな商品だなと思っていたら、たまたま「東京インターナショナル・ギフトショー」があって「糸落水」が出展されるので、辻さんが一緒に見に行きましょうって声をかけてくださったんです。

クライアントに実際にお会いできて、また山梨の町役場の方々が本当に熱い想いをもっているのを肌で感じることができました。
私もすごくテンションが上がりました!

ーーーそこで想いなども湧いてきたんですね。

藤代さん:そうですね、「糸落水」は外国の人に売れると思いました。
だから英語パンフレットが必要だと思ったんです。
実際ギフトショーでも海外の方がやってきて、たまたま居合わせて通訳をしました。

ーーー逆に難しかったところ、大変だったところはありましたか?

藤代さん:和紙についていろいろ調べました。
自分の知らない世界なので、ファクトチェックをして間違いないように確認したり。

あとは、パンフレットだからキャッチーな文体にしなければいけないので、ちょっと悩みました。日本語のニュアンスを英語で活かしきれるか…悩みましたね。新聞記事やビジネス文書なら、機械的に訳せるんですけどね。
商品の魅力が伝わるように考えました。

あとは、商品そのものがいままでにないコンセプトだったので訳すのが難しかったですね。
実物を見て初めて100%コンセプトが理解できました。

ーーー「空気を和らげる」などのキャッチコピーですよね。たしかにニュアンスが難しい感じがします。その辺りはどういう風に対処されたんですか?

藤代さん:英語圏のインテリア関係のサイトは参考に見ました。
例えばカーテンの広告など。表現の参考にできるものがありました。

ーーーギフトショーで見た後で現地にも一緒に見学に行きましたよね。現地に行ったからこそ深まったことや、感じたことは、なにかありましたか?

藤代さん:ギフトショーでは綺麗な完成品が展示されていたけれど、製造現場でまだロールの状態の糸落水を見たら、ワクワクして思い入れが深くなりました。

あとはクライアントである一瀬さんと実際に会ってお話しして、彼の想いや人柄に触れ、製造現場を拝見して、市川三郷町の歴史のある雰囲気も見て、「糸落水」ののれんを使っているお店にも行くことができました。私にとってはすごく新鮮でした。
観光旅行と違って、仕事だからこそできた体験でした。

市川三郷町は景色がきれいで、山に囲まれて、遠足気分でした。

ーーー今後、どのように活動されていきたいですか?

藤代さん:この仕事を通じて、私にとって山梨はスペシャルな場所になりました。

意外に東京から一時間と、近かったですしね。
応援したいという気持ちになりました。台風の時は市川三郷町に警報が出ていると心配になったり。
新しいお気に入りの場所ができたという想いがあります。

今後も副業のお仕事があれば、してみたいと思います。

<インタビュー後記>
偶然のタイミングの一致で、ご縁がありお仕事を担当していただくことになった藤代さん。明るくエネルギーあふれたお人柄、そして人を応援する気持ちにあふれた藤代さんとお会いすると、自然と元気になってしまいます。
大学生の息子さんも一緒に山梨へ同行いただき、現地でホームページ製作者の方とHPを見ながら楽しくも真剣に話し合いをしている様子が印象的でした。
お力をお借りし、素敵なホームページが完成しました。

藤代さんが翻訳したHPはこちら

この度はゴゴロでのお仕事をご担当いただき、ありがとうございました。

中神 早紀

中神 早紀(クリエイター)

国際教養大学を卒業。大学時代リトアニアに交換留学し多様な国出身の留学生と関わりを持ち、豊かな個性を持つ人々に出会う。帰国後、日本と海外の豊かな資源を持つ人同士がつながる世界の可能性を見出す。語学のほかにツールを手に入れたいと思いIT企業に入社。システムエンジニアとして勤務。趣味で始めたカメラで、カメラを通して世界を切り取ることの面白さに夢中になり、これが知らない世界を伝える手立てになると気がつく。2019年10月トレジャーフットの一員となり、豊かな資源を持つ人同士が繋がることによって生まれる創造の可能性を広げていきたいと思い、活動中。

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